「小さな習慣」から始めるのが正解
「大きな目標」は、挫折のもと
「毎日10km走る!」 「1日2時間勉強する!」
…意気込みは素晴らしいですが、 ちょっと待ってください。
40代の私たちにとって、 いきなり大きな変化を求めるのは、 挫折への近道です。
なぜなら、 私たちの脳は、 急激な変化を嫌う ようにできているからです。
「小さな習慣」の魔法
そこで、 おすすめしたいのが、 「小さな習慣」 から始めること。
小さな習慣とは、 「え?こんなことでいいの?」 と思うくらい、 簡単な行動のことです。
例えば、
- 「腕立て伏せを1回だけする」
- 「本を1ページだけ読む」
- 「英単語を1つだけ覚える」
これなら、 どんなに忙しい日でも、 どんなに疲れている日でも、 できそうですよね?
「小さな習慣」が、大きな変化を生む理由
1. ハードルが低いから、続けやすい
小さな習慣は、 とにかくハードルが低いのが 最大のメリット。
「たった1回」 「たった1ページ」 なら、 「まあ、やってみるか…」 という気になりやすいですよね。
そして、 一度始めてしまえば、 意外と 「もう少しやってみようかな」 と思えるものです。
2. 「成功体験」を積み重ねられる
小さな習慣でも、 毎日続けることで、 「成功体験」を 積み重ねることができます。
この成功体験が、 自信につながり、 モチベーションを さらに高めてくれます。
3. 脳が「変化」を受け入れやすくなる
小さな習慣は、 脳にとって、 「脅威」ではありません。
そのため、 脳の「現状維持機能」 (ホメオスタシス) が作動しにくく、 スムーズに新しい習慣を 受け入れることができます。
4. 「複利効果」で、大きな成果に
最初は小さな変化でも、 毎日続けることで、 「複利効果」が働き、 やがて大きな成果に つながります。
例えば、 毎日1%ずつ改善していけば、 1年後には約37倍に 成長することができます。 (1.01の365乗 = 37.78)
「小さな習慣」の始め方
1. 具体的な行動を決める
「運動する」 「勉強する」 といった曖昧な目標ではなく、
- 「スクワットを1回する」
- 「英単語帳を1ページ開く」
といったように、 具体的な行動を 決めましょう。
2. 「if-thenプランニング」と組み合わせる
「朝、歯磨きをしたら、 スクワットを1回する」
といったように、 「if-thenプランニング」 と組み合わせることで、 さらに習慣化しやすくなります。
3. 完璧を求めない
「今日は疲れたから、 腕立て伏せは1回だけ…」
それでOKです!
完璧を求めず、 「続けること」 を最優先にしましょう。
4. 記録をつける
カレンダーや手帳に、 実行した日を記録することで、 モチベーションを 維持することができます。
さあ、あなたも「小さな一歩」を!
「小さな習慣」は、 誰でも、 今すぐ始められます。
そして、 その小さな一歩が、 あなたの未来を 大きく変える きっかけになるかもしれません。
次の章では、 「記録」と「可視化」 の重要性について 解説します。
お楽しみに!